よくあるご質問

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食生活

Q
ゴハンはどのくらいあげたらいいの?

正常な動物が常温環境で安静にしているときの1日に必要なエネルギー要求量のことをRER(Rest Energy Requirement)といい、一日に必要なエネルギー量をDER(Daily Energy Requirement)と呼びます。DERはRERに活動係数をかけたもので、活動係数は年齢(月齢)、避妊去勢の有無、太っているか痩せているのか、疾患を抱えているのかなどにより変わります。
計算方法は、以下の記事にまとめましたのでご参照ください。

1日に必要なエネルギー量
1日に必要なエネルギー量
Q
1日にどのくらい水を飲むの?

犬と猫の水分要求量は、1日のエネルギー要求量(DER)と同等量とされています。
DERの求め方はこちらをご覧ください。
ざっくりと、犬は40〜60ml/kg、猫は44〜66ml/kgです。
環境省の「飼い主のためのペットフードガイドライン」もご参照ください。

Q
最近水をよく飲むようになり、おしっこの量も増えました

1日の飲水量が、猫で60ml〜70ml/kg、犬で100ml/kgを超えると、多飲とされています。
私たちは「多飲多尿」という言葉で表現しますが、以下の疾患のサインである可能性がありますので、動物病院を受診することをおすすめします。

腎疾患、糖尿病、先端巨大症、褐色細胞腫、副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症、薬剤の投与(ステロイド剤、利尿剤)、肝不全、子宮蓄膿症(未避妊雌)、高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症、赤血球増加症、甲状腺機能亢進症(猫)、甲状腺機能低下症(犬)、低カリウム血症、低ナトリウム血症、心膜滲出、腸閉塞、腫瘍随伴症候群(血管肉腫、平滑筋肉腫)、尿崩症(中枢性、腎性、心因性)など

一部の例外(過剰な飲水により急性の低ナトリウム血症になると沈鬱、流涎、嘔吐、痙攣、昏睡などの神経症状が起こります:いわゆる水中毒)を除き、飲水量の制限する必要はありません。

Q
うちの子に合ったゴハンが知りたいです

フェリーチェペットクリニックには「ペットフードアドバイザー」がいます。お気軽にご相談ください。以下のブログもご参照ください。

フードの選び方
フードの選び方

健康管理・気になる症状

Q
薬をうまく飲ませることができません

ちゅーるにお薬を混ぜたり、穴のあいたおやつに混ぜたりすると、うまく飲ませることができます。具体的な方法は、以下のブログをご覧ください。

お薬の飲ませ方
お薬の飲ませ方
Q
健康診断を受けることはできますか?

様々な健康診断をご用意しています。詳しくは「予防について」をご覧ください。

Q
健康診断は必要ですか?

ワンちゃん・ネコちゃんは不調を訴えることができません。気付いた時には、すでに病気が進行している可能性もあります。健康診断を行うことで、病気の早期発見・早期治療につながります。
ワンちゃん・ネコちゃんは人間よりも早く歳を取っていきます。0〜6歳までは年に1回、7歳〜中・高齢期に入ると年に2回のペースで受けておくと安心です。
詳しくは「予防について」をご覧ください。

Q
突然、眼の下が腫れてきました

腫瘍の場合もありますが、歯の根元から細菌が侵入して生じた根尖性歯周炎による外歯瘻(がいしろう)であることが多いようです。眼窩下膿瘍(がんかかのうよう)とも呼ばれ、皮膚が破れて膿が出ることもあります。同様の理由で下あごが腫れたり、皮膚が破れて膿が出ることもあります。動物病院にお連れください。

診察・入院

Q
初めて受診します。予約は必要ですか?

特に予約は必要ありません。ご不安なことがあれば、事前にお電話にてご相談ください。

Q
予約はできますか?

当院は予約制ではありません。当院の駐車場が狭く、近隣駐車場の確保も困難なため、電話・WEBによる受付をしています。詳しくは「受付について」をご覧ください。

Q
入院中に面会はできますか?

診療時間内でしたら可能です。お電話にてご連絡ください。

Q
アレルギー検査を受けられますか?

投薬を2週間絶ってから受けることができます。採血は週の前半にお願いしています。

歯のお手入れ

Q
犬・猫も歯みがきをしなくてはいけませんか?

犬や猫は虫歯になりにくく、歯周病になりやすい動物です。
人間の口腔内が弱酸性であるのに対し、犬・猫の口腔内は「弱アルカリ性」です。歯周病菌にとっては居心地の良い環境で、歯垢もアルカリ性の方が歯石になりやすいのです。歯周病を防ぐために、人間と同じように歯みがきの習慣をつけましょう。
進行した歯周炎は、口鼻瘻管(こうびろうかん:上あごの歯周病が進行し、歯の根元と鼻の間の骨が溶けてできたトンネル状の穴)、根尖膿瘍(こんせんしゅういのうよう:歯根に膿がたまる病気)、眼窩下膿瘍(がんかかのうよう:歯根に膿がたまって目の下が腫れる病気)や下顎瘻(かがくろ:下あごにできるこぶ)、疼痛によるよだれ・食欲減退/廃絶の原因となるばかりでなく、下あごの病的骨折や敗血症、骨髄炎の原因にもなり得る可能性があります。子犬・子猫の頃から習慣づけましょう。
フェリーチェペットクリニックには「デンタルケアアドバイザー」がいます。お気軽にご相談ください。

Q
犬・猫も虫歯になりますか?

猫では報告がなく、犬ではまれに後臼歯に見られることがあります。

Q
歯みがきのやり方がわかりません。

ワンちゃん・ニャンコの好きなものと紐づけて、ブラッシングを好きになるようにしましょう。
詳しくは、以下のブログをご参照ください。

犬・猫の歯みがきを上手にするコツ
犬・猫の歯みがきを上手にするコツ
Q
歯をガーゼで磨いていれば、ブラッシングをしなくても良いですか?

歯周ポケットの中の歯垢を除去できるのは、ブラッシングだけです。
ブラッシングでは、下記の3つの効果を得ることができます。

  1. 菌を機械的に除去
  2. 菌をこそぎ落とした場所に空気を入れ、嫌気性菌の増殖を抑えることができる
  3. 歯ブラシに抗菌効果のある薬などをつけてあげれば薬を届けることができる
Q
デンタルグッズをあげていれば、歯みがきをしなくても良いですか?

ガム・スプレー・サプリメント・デンタルロープなど、犬・猫用のデンタルグッズが色々と販売されていますが、歯周ポケットの中まで磨けるのはブラッシングだけです。
歯ブラシによるブラッシングを軸に、デンタルグッズは補足的なものだと考えましょう。
詳しくは以下のブログをご参照ください。

犬・猫の歯みがきグッズ
犬・猫の歯みがきグッズ
Q
人間用の歯ブラシを使っても良いですか?

犬・猫用の歯ブラシを使ってください。詳しくは以下のブログをご参照ください。

犬・猫の歯みがきグッズ
犬・猫の歯みがきグッズ
Q
歯みがき粉は使わなくても良いですか?

犬・猫用の歯みがきペーストは、歯周病菌の活性化を防ぐとともに、口臭菌など菌の増殖を抑えてくれます。詳しくは以下のブログをご参照ください。

犬・猫の歯みがきグッズ
犬・猫の歯みがきグッズ
Q
歯に良いガムやフードはありますか?

はい、あります。以下のブログをご参照ください。

犬・猫の歯みがきグッズ
犬・猫の歯みがきグッズ
Q
動物の骨・蹄(ひづめ)・角(つの)、ペットボトルの蓋など、硬いものをあげても良いですか?

硬いものは歯を折る危険性が高いので、与えないでください。誤飲の恐れもあります。

Q
乳歯は放っておけば抜けますか?

乳歯と永久歯との生え変わりは歯の種類によって異なります。
切歯は生後3ヶ月頃から始まり、臼歯と犬歯では生後4〜6ヶ月頃、乳歯が見られない後臼歯では遅くても7ヶ月齢までには永久歯が生えます。
永久歯の不正咬合(正しく噛み合っていない状態)や歯周病の原因になりますので、生後7ヶ月を過ぎても乳歯が残っている場合は、抜くべきと考えています。
詳しくは、以下のブログをご参照ください。

永久歯がなかなか生えない
永久歯がなかなか生えない
Q
麻酔をせずに歯石除去はできますか?

麻酔をしない状態では、表面の歯石を取ることしかできません。口臭は少し軽減できるかもしれませんが、歯の裏、歯間、歯周ポケットの中の歯石歯垢は取れず、歯周病の治療や予防にも治療にもなりません。
歯や歯の周囲を傷つける可能性が高く、意識のある状態で痛い思いをして恐怖心を与えることによりご自宅でのケアを困難にする可能性があります。

Q
歯が折れました。痛がらなければ放っておいて大丈夫でしょうか?

歯髄(歯の内部のピンク色の部分)が露出しているような破折の場合、そこから細菌が侵入し、皮膚が破れて膿が出たり(外歯瘻)、粘膜から膿が出たり(内歯瘻)する恐れがあります。
抜歯をしたり、場合によっては歯内治療をする必要があります。動物病院にお連れください。

Q
抜歯したらゴハンが食べられなくなるのでは?

重度の歯周病は骨髄炎や病的骨折を起こしたり、食事の際に痛みを生じさせたり、菌が全身に影響を及ぼしたりします。治療のため、抜歯をおすすめすることがあります。
重度の歯周病が起こっている場合、ワンちゃん・ネコちゃんはすでにその歯を使わないように避けてゴハンを食べています。
歯がなくなっても、ゴハンは食べられます。抜歯してあげることで歯周病から解放されて、食欲が増したり、快適に過ごせたりと、生活の質(QOL)が上がります。

猫について

Q
マイクロチップをつけた方が良いですか?

猫が迷子になったり、地震等の災害や事故等で離ればなれになったりしても、飼い主のもとへ戻る確率が高まります。保護されたとき、マイクロチップを専用リーダーで読み取ることで、データベースから飼い主の情報がわかるためです。
当院で装着できますので、お気軽にお問い合わせください。

Q
外で見かける猫がいます。繁殖しないか心配です。

福岡県獣医師会による「あすなろ猫事業」や「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術支援事業」があります。
詳しくは以下のブログをご確認ください。

飼い主のいない猫
飼い主のいない猫
Q
外に出さない猫でも、ノミ・ダニやフィラリア予防をした方が良いですか?

ノミやダニは、人間の靴や服に付いて家の中に侵入します。家の中だけで過ごすネコちゃんにも寄生する可能性は高いです。
フィラリア症は本来イヌ科動物によく起こる疾患であり、猫では感染に対して抵抗力がありますが、実際には61〜90%の猫が暴露されているということがわかっています。
そのため、フェリーチェペットクリニックでは積極的な予防をオススメしています。
詳しくは「予防について」をご覧ください。

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